TOKAI TJB45 JAZZ SOUND
トーカイ（東海楽器）84年製ジャズベース

その昔、バイト帰りに立ち寄った楽器店の片隅にひっそりと立てかけられてあった本機。色味がいい…。近づいて凝視すると小傷が散見されるものの店内の他機よりもひと際輝いて見えて、学生だった当方は所有欲に駆られ試奏させてもらった挙げ句、貰ったばかりのバイト代ほぼ全額を投入して購入しました。ちなみに試奏といっても当方のパートはドラムですし大した技量ではありません。
当時、ベーシスト仲間がよく家に来ていたので、手ぶらで来ても弾ける本機は大変重宝しました。長い間、状態は安定していて一時期、フレットレス化計画を練るものの日常に忙殺されたまま不実行。皆何かと忙しくなり本機を弾く機会も激減。その後は不織布に包み清潔な環境下で保管〜約20年間放置。40年物のわりには弾かれていない部類に入ると思います。

▼当初の状態
弦高高い。11-12F, 15-18F辺りでバズ→指弾き強めでフレット干渉。ベンド詰まり等はない。
印象は悪くない。調整すれば全然現役…。

▼調整
順反りにややハイ起き傾向の疑い。段階的にロッド調整。日を置き様子を見る。最終的に締め一杯で多少改善。
↓
部分的にややバズるものの強く弾かなければ問題ない、けど何とかしたい。経験上軽めの擦り合わせで改善の見当はつくものの、面倒くさい。で、とりあえず…
↓
シム。
0.5mm位と見当をつけ、程よい紙をかます。結果…

▼現状
読み通り、大体OK！ (⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)
弦高約3.0-2.6mm。ほぼ当時の出荷基準＝昔のデフォでセット。

▼推測
JBのハイ起きはよくある現象ですが、当方の主観では軽症ならばネックを外してしばらく休養させ、うつ伏せておくとかで治るような気も…。お詳しい方ご判断ください。

▼その他
傷、打痕、塗装剥離、金属劣化等
電装系接点洗浄もVoにガリ
E、A弦ペグ→アジャスト直前で軋み
ヘッド周辺パーツとストラップピン→重曹＆クエン酸洗浄後に研磨もくすみは取れず
ピックガード紛失、ケースなし
弦→古いけど渋い
全体研磨

▼印象
かっこいい。わりとキレイ。鳴ってる感が心地よい。
東海いい。

▼発送
丁寧に緩衝梱包（宅急便に変更の可能性あり）。返品不可。

よろしくお願いします。#rinatchie

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