作家：マルク・シャガール
作品名：「『CHAGALL LITHOGRAPHE Ⅱ』より　サーカスの幻」
年代：1963年
技法：リトグラフ
イメージサイズ：32×24cm
額サイズ：48.9×41.4×2.5cm
サイン：無

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ロシア出身・フランスで活躍し「色彩の魔術師」と称された巨匠・シャガールの、リトグラフ作品です。

こちらに向かって微笑む顔。
手前には花を手にした女性像や、色とりどりの植物が所狭しと描き込まれています。

本作のテーマは、画家が生涯に渡り幾度となく題材として挑んだ「サーカス」です。
道化師や踊り子たちが繰り広げる煌びやかな舞台。
そしてその背後で喜怒哀楽が渦巻く人間模様を、シャガールならではの幻想的な作風で捉えた作品を数多く残しました。

ミステリアスな表情を浮かべる女性は、喝采を浴びる演者の一人でしょう。
一方で、熱狂とは対照的に描かれた素朴で穏やかな裸婦は、彼女自身の内面性を象徴する姿なのかもしれません。

妖しく華麗でどこか物悲しいサーカスの情景を、流麗な線と色彩で表現した、印象的な一作です。

本作は、シャガールのリトグラフ・レゾネ（総作品目録）2巻に収録されたオリジナル・リトグラフ12点の内の一点で、刷りはパリの伝説的な印刷所・ムルロー工房によるものです。

幅1.7cm程のゴールドの額が合わせてあります。
刃先ゴールドの布マットとシャガールのネームプレートが添えられた、高級感のある仕上がりです。

年代物の額のため、左上奥1か所に木目に沿った割れがある他、所どころに小傷等が見られます。
また、シートにもわずかにヤケ等の経年変化がございます。
展示上ほとんど気にならない程度と判断しておりますが、60年以上もの年月を経た古い作品の持つ特性として、予めご理解くださいませ。

流行に左右されることのない、落ち着きと気品に溢れた作品は、コレクションとしてはもちろん、大切な方への贈り物にもおすすめです。

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反射の都合上、アクリル板を抜いて撮影しています。
実際の色味とは若干異なっている可能性があります点、ご了承ください。

ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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