女性2人、背後に僧院か？
丸いパンらしきモノを皿にのせている。
ガチョウペンか、ほうき、あるいは棕櫚の葉をそれぞれ片手に。
裸足、足の爪が認められる、サンダルかも。
ライオンか、首周りに帯状のふくらみの獣が足元に。

などと、メダイユならアトリビュートで調べられるかもと、聖人に関する厚い書物とにらめっこ。

パンに見えたものが、拷問の末に切り落とされた「乳房」で、縦に反り返った棒に横線のある部分が「棕櫚」なら、３世紀の「シチリアのアガタ または聖アガタ」かも知れない。
→ Google で図像ご覧ください。

★本体女性には胸のふくらみがある、「切り落とされた乳房」はずだが？
→「皿に載せられた二つの目玉」の聖ルシアの図像・絵画にも何故か目のある女性が描かれている、そういうものなのだろう。

★女性がなぜ2人なのか？
→ イタリアの聖アガタのメダイユで2人の人物像のもの発見。

聖アガタはフランスでは２月５日の守護聖人。
守護対象は、乳がん患者、鐘職人とパン屋（形から）、地震、自然災害、火山噴火、看護師、拷問被害者、独身女性、などらしい。

★刻印あり、「925」。ホールマークかも知れないものがあるか判別不可、あまりにミクロ。

★使用品。金鍍金がこすれて銀の地が黒く出ている部分あり。この素材の魅力だが。
★完品好きな方は、ご留意下さい。

サイズ：
縦 約 5.0cm (フルール・ド・リスの金具から底部まで)
巾 約 3.0cm

（ゆうパケット 230)
2024/05/29-　10000
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